利尻島の観光エリアは大きく分けて4つ。そのひとつが鴛泊フェリーターミナル前から路線バスで約30分の場所にある「鬼脇」です。
鬼脇とは、アイヌ語でオンネイワクイといい、老たる者の在る所という意味があります。
今回は鬼脇エリアの観光スポットをまとめました。
鬼脇支所前バス停からの利尻富士
鬼脇へ路線バスで訪れたらまず見てほしいのが、バス停近くからみる利尻富士。島民の中には「鬼脇からみる利尻山が一番かっこいい」と言う方もいるほどとてもきれいです。
登山道を1時間ほど進むと万年雪を見られる場所もあるので、時間がある方はぜひ登ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、こちらは鬼脇支所前バス停から見た鬼脇の町並み。あまり人が出歩いおらず閑散としていますが、昼頃になると飲食店の前に車が並びます。
利尻島郷土資料館
利尻島郷土資料館の建物は、大正2年に利尻村だった頃に建てられた役場で、今では貴重な歴史的建築物です。入館料は大人200円とリーズナブル。
館内には昔のニシン漁やウニ漁、ナマコ漁などに使われていた道具や、人々の暮らしに関する貴重な資料、利尻に生息する海や森の生物、植物のジオラマなどが展示されています。
じっくり見て回ると30分~1時間は楽しめます。
郷土資料館の裏には高山植物を鑑賞できる庭があるので、利尻の歴史について触れた後は、きれいな花を眺めるのもおすすめ。
ただし、館内から一度出ると郷土資料館には入れないのでご注意ください。また、シーズン中は観光ルートに入っているので、時間帯によっては観光客が多くなります。
北見神社
商店街をまっすぐ歩いていくと、北見神社があります。支所前のバス停からは徒歩20分、郷土資料館からは10~15分ほど。
境内は利尻富士町の有形文化財にも指定され、春は利尻島内の桜の名所としても知られています。
利尻島は日本で最後に桜が開花する場所なので、開花のタイミング次第では6月はじめまで桜が見られることも。
また、6月27日~29日は北見神社例大祭があり、神輿を担いで練り歩く姿や、天狗や獅子舞を見ることもできます。
鬼脇バス停
何の変哲もない鬼脇のバス停ですが、商店街の中央に位置しているため、小休憩やアクセスに便利です。
バス停には利尻山の写真パネルや、
鬼脇市内の地図も貼ってあるのでどこに行くか迷ったときにもこのバス停に立ち寄って確認することができます。
ベンチも多めに配置されており、周りにはきれいに植えられた花が癒しを与えてくれます。
花や利尻富士を眺めながら、バスが来るまでの間休憩するのにも最適ですよ。
鴛泊からは少し遠いですが、ぜひ訪れてみてください。