沓形フェリーターミナルから徒歩10分の場所にある島の駅。
元は兼上渡辺商店という海産問屋で、築120年以上という利尻島で最も古い歴史ある建物です。
ここにはカフェ「自給自足利尻に恋し店」、石蔵文化ギャラリー「海・エメラルド」が併設されてるほか、旅の思い出に残る「海藻押し葉体験」ができます。

まずはギャラリーを鑑賞。石蔵ギャラリーに続く通路には、歴史を感じる写真やポスター、
タンスや時計など、貴重な家具の数々。タイムスリップギャラリーという名のごとく、時代を感じる空間になっています。
通路を抜けると、石蔵まで続く石畳が現れました。
石畳の奥にあるのが石蔵ギャラリー「海・エメラルド」です。
石蔵までの道には流木アートや、
花壇もあり、自然を感じながら歩くことができます。
石蔵の中は薄暗い雰囲気。
入り口には自由に書ける交流ノートも設置してありました。
入ってすぐに目に飛び込んでくるのは、丸い球体の大きなオブジェ。
オブジェの周りには、利尻島の学校の校歌などが公開されています。
島民のみなさんで作ったというオブジェは、島の暮らしが描かれていてとてもインパクト大。水色の光がきれいで心を惹きつけられます。
利尻富士の絵画が飾られているコーナー。繊細なタッチで描かれた利尻富士はどの絵も素晴らしく、感動しました。
海の石でできたオルゴール。きらきらと幻想的な万華鏡をのぞきながら、素敵な音色を楽しんでみてください。
ギャラリーを楽しんだところで、島の駅内にあるカフェ「自給自足利尻に恋し店」で一休み。
店内はアンティークな雰囲気で、とても素敵です。
せっかくなのでランチタイム。
すべて利尻昆布のダシを使ったメニューとのこと。今回は石焼きトマトリゾットを注文。
スープは昆布の香り豊かであっさりしておいしく、あっという間に飲み干していました。温サラダにかける塩は、スパイス・ハーブ・ハイビスカスの3種類。
利尻昆布酢は利尻オリジナルで、昆布の香りが利いたまろやかな酢でした。
トマトリゾットの上に乗っているのは豆腐。こちらも昆布の香りがふわっと漂ってきて、トマトの酸味と合っています。
最初はそのまま味わい、次にハーブソルトが入ったオイルをかけて、風味の変化を楽しんでください。塩気とコクが増しておいしいですよ。
島民還元月間とのことで、+300円でデザートが付きました。自家製シフォンケーキはふわふわしっとり。
カフェ内にはレトロなストーブも設置されています。
肌寒い日には木のイスに座り、暖をとりながらコーヒーをいただくのもいいですね。
店内では利尻昆布のお土産も販売されています。
会計カウンターではここでしか買うことのできない、かわいらしいガラス製の海藻ペーパーウエイトも販売。利尻の思い出におひとついかがでしょうか。
[box06 title=”施設情報”]- アクセス:沓形フェリーターミナルから徒歩10分
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