与論島リピーターが好きな場所として挙げることが多い「鳩の湖」。パワースポットでもあり、ヨロンブルーの絶景が見られる場所でもあります。
しかし、初めて行くとなると場所が少しわかりにくいのが難点。
今回はそんな鳩の湖の行き方や注意点をまとめました。
そもそも鳩の湖って?
鳩の湖は直径50センチほどの小さなくぼみ。鳩が水を飲みに来ていたため、「鳩の湖」という名前が付いたといわれています。
海のすぐそばにありますが、くぼみの中の水は海水ではなく淡水。さらに驚くことにこの水は決して枯れることがないのだとか。
実際の大きさを見ると「湖」というサイズではないのでは…?と思う方もいるかもしれません。
実は「ゆんぬふとぅば(与論の方言)」では、「パトゥノコー」と言います。「パトゥ」は「鳩」のこと。「コー」は「井戸」です。
それがいつしか「湖」といわれるようになったようです。本当は井戸という意味なんですね。
鳩の湖への行き方
鳩の湖は船倉海岸にあります。百合ヶ浜に近い大金久海岸の隣です。
茶花エリアからは車で約15分ほど。最寄りのバス停は「古里入口」で、そこから徒歩15分ほどの距離です。
目印は「ハトの湖(50)」という看板。看板の番号は与論島ガイドマップに書かれているものです(与論島ガイドマップは観光協会HPからダウンロードできます)。
この看板の横にある舗装されていない道を進みましょう。
少し進むとトイレの看板があり、案内に沿って右に行くと船倉海岸に出ます。途中にトイレがありますので、トイレに行きたくなったらここで済ませましょう。
鳩の湖へ行く場合は右へは行かず、そのまま舗装されていない道を進みます。
しばらく進むとひらけたスペースがあるので、車やバイクはそこに停めましょう。
その先にはヨロンブルーの美しい海が…!右が船倉海岸、その奥が百合ヶ浜のある大金久海岸です。
ここには鳥居もあります。琉球統治以前に与論島を治めたとされる「按司根津栄(アジニッチェ―」が漁の拠点にしていた場所だからだそうです。
鳩の湖へは鳥居の左にある小道を進みます。
小道を進むと…
鳩の湖に到着です。ヨロンブルーの絶景も見られ、遠くには百合ヶ浜が見えることもあります。
絶景を楽しめるおすすめの時間帯
鳩の湖に行くのは午前中がおすすめです。島の東側にあるので朝日も美しく、朝日に照らされたキラキラした海が楽しめます。
ただただ海を眺め、静かにのんびり過ごす人が多いようです。
また、ごつごつしたサンゴ岩のところどころに小さな花が咲いているのを見ることができ、癒されますよ。
鳩の湖での注意点
鳩の湖は絶景ではありますが、とにかく足場が悪いので注意が必要です。
砂が敷かれた歩きやすい小道がありますので、サンダルをはいていたり、足の悪い方はその小道を歩くことをおすすめします。
潮が引いているなら下の浜におりることもできます。とてもきれいですが、ごつごつサンゴ岩をつたっておりることになるので、肌の露出が多い場合にはおすすめしません。
鳩の湖はパワースポットであり、絶景が楽しめる場所です。少しわかりにくいところにありますが、ガイドブックを参考に行ってみてくださいね。