ペシ岬は別名「灯台山」とも呼ばれる岩山。
中腹には会津藩士の墓もあり、山頂の展望台からは鴛泊の町はもちろん、礼文島や北海道本土の稚内市まで望めるビュースポットです。
ペシ岬展望台への行き方や見どころ、登頂の際の注意点をまとめました。
ペシ岬展望台への行き方
ペシ岬展望台は、利尻島の玄関口「鴛泊フェリーターミナル」の待合室からも見えるほどとても近いです。
鴛泊フェリーターミナルを出て右手に進み、海沿いを歩いていくと
5分ほどでペシ岬展望台の入り口に到着します。
入り口から山頂まではさらに20分ほど登ります。
登頂は運動に適した服装と靴で!
ペシ岬展望台の道は舗装された道を過ぎると、でこぼこした石の道になるので、訪れる際は動きやすい服装やスニーカーがおすすめ。できれば手荷物などもない方が登りやすいです。
また、展望台までの道は細くて急な坂道なので、雨の日や風の強い日は滑ってしまう危険性も。なので、ペシ岬展望台の山頂へは天気の良い日をおすすめします。
少し登ると左手には海、
右手には鴛泊港が見えます。訪れた日はちょうどフェリーが出航するところでした。
中腹には会津藩士の墓と広場
ペシ岬の中腹へは約3分ほど。会津藩士の墓とロータリー憩いの広場があります。
会津藩士の墓は、1800年代初頭に利尻島警備に当たった会津藩士の墓碑です。歴史に思いを馳せてそっと手を合わせてみては。
広場にはベンチも設置されているので、海や利尻富士を眺めながら休憩するのもおすすめ。頂上まで登らなくてもここからの景色もきれいですよ。
また、ここからは利尻山十六景スタンプラリーの十三景が見えます。訪れた日は残念ながら利尻山が雲に隠れてしまいました。
広場から先は体力に合わせて登頂を!
広場から頂上への道はだんだん傾斜がきつくなってくるので、ここから先は少し体力が必要です。
少し行くと、柵がなくなる場所もあるのでお気をつけください。
途中で2つのルートに分かれる分岐点があります。左の道はまっすぐで短いけれど急な岩場。
右の道は長いけれどなだらかな道。体力に自信があるなら左の道、少し不安があるならなだらかな道がおすすめです。
今回はちょうど人が降りてきたところだったので、左の道を進みます。行きと帰りで違う道を進むのも良いですね。
左の道はゴロゴロした大きな岩が続きます。
急勾配なので、柵をつかみながら登った方が安心です。
後ろを振り返ると、けっこう急な登り道ということがわかります。遠くには鴛泊フェリーターミナルも見えます。
頂上まであと少しです。
360度見渡せる利尻島の美しい景色
入口から20分ほど登って頂上に到着です!
頂上からの眺め。周りに遮るものがないので、360度見渡せます。
こちらは鴛泊の町。奥に見えるのは礼文島です。ペシ岬は日中登ってもきれいな景色を眺めることができますが、朝日や夕日も絶景のスポット。
海と空がだんだんオレンジ色に染まる風景はとても幻想的なので、ぜひ朝や夕方にも登ってみてください。
帰りも足元には気をつけて
景色を堪能したらもと来た道を戻りましょう。帰り道はなだらかなルートで下ります。
一人通れるくらいの狭い道。ごろごろした岩を降りていくので気をつけながら。
石の道を降りると平坦になるので、高山植物を楽しみながら歩くこともできますよ。
ペシ岬展望台は鴛泊フェリーターミナルから往復1時間ほどで登頂できるので、フェリーの待ち時間などに訪れるのもおすすめ。ぜひお好きな時間に足を運んでみてください。