徳之島の北部にある山(さん)集落では、毎年夏になると「徳之島町どんどん祭り・ハーレー舟大会」が山漁港で開催されます。
山は人口500名にも満たない静かで小さな集落ですが、この時ばかりは島内からたくさんの人が集まり大賑わいになります。
2018年の大会は43チームが参加し、600名を超える人たちが山漁港に集まりました。
今回はそんなハーレー舟大会の様子をお伝えします。
そもそもハーレー舟大会って?
ハーレー舟大会は、漕ぎ手8名、漕ぎ手のタイミングを合わせる太鼓役1名、舟の舵取り1名の合計10名が舟に乗りスピードを競う大会です。
女性だけのチームには15秒、半数が女性のチームには10秒のハンデがもらえます。
100メートル先に浮く目印を回って折り返してくるのですが、ここが舵をする人の腕の見せ所です。そして、漕ぎ手も帰りは腕が痛くてツライ!!
優勝したチームには、優勝賞金3万円、準優勝でも2万円が出るのでみんな本気!とにかく熱い!!漕ぎ手はもちろん、応援している人たちも手に力が入ります。
運営は地元の青年団
このハーレー舟大会を運営するのは、地元の山(さん)青年団です。
会場の清掃、設営、当日の進行から参加者のケアまで、大会がスムーズに進められるように何ヶ月も前から準備を進めてくれています。
スタート前にハーレー舟が流されないように、海の中で支えているのも青年団の役目。本当にお疲れさまです!
お揃いのスタッフTシャツがかっこいいです。
地元女性連による島料理のふるまい
毎年恒例、山(さん)女性連による島料理のふるまいも見逃せません。食べると疲れが吹き飛びます。
徳之島ならではの氷の入った冷たいおかゆ「ぼろぼろ」。秘密のケンミンSHOWにも登場した、あの氷入りのおかゆがここなら無料で食べられます。
アーウィ(赤瓜)の漬物。パリパリした歯ごたえで止まりません。
にがうり(ゴーヤ)の梅和え。苦味がおいしくて苦味が苦手な人でも食べられますよ。
レースを待っている間は、バーベキューしたり、かき氷を食べたり、海で泳いだり、各チーム自由に過ごしているのも、このハーレー舟大会の特徴です。
島外のチームの参加もOKなので、仲間を募って参加してみてはいかがでしょうか。