舵引き丘(ハジピキパンタ)は、与論島誕生の地といわれる場所。島の真ん中付近の高台にあり、島を一望できる人気の観光スポットのひとつです。
今回はそんな舵引き丘(ハジピキパンタ)の行き方と見どころをご紹介します。
舵引き丘(ハジピキパンタ)の行き方
舵引き丘(ハジピキパンタ)は、茶花から車で約5分。一番近いバス停である「役場前」からは徒歩20分ほどかかります。
しかも、ほぼのぼり坂。なので、レンタカーやレンタバイク、電動自転車がおすすめです。
舵引き丘(ハジピキパンタ)へ向かう道には、看板がありますが小さめなので見落とさないよう注意してください。
看板があるところから矢印の方向に向かって坂道をのぼると、
大きめの看板があります。
さらに進むと駐車場と駐輪スペースがあります。そこからもう少しのぼると舵引き丘です。
ちなみに、舵引き丘はゆんぬふとぅば(与論の方言)で、「ハジピキパンタ」と言います。パンタは丘という意味で、島内には「~パンタ」と名の付く場所がいくつかあります。
なぜ「舵引き」かというと、昔2人の神ニシグクとアマミクが漁に出たときの話が由来です。
ニシグクとアマミクが漁の途中に、舟の舵が浅瀬に引っかかり、降り立ってみると、珊瑚礁が盛り上がって与論島が生まれたそうです。
たしかに与論島は珊瑚礁が隆起してできた島。もとは海の中だったんですね。
丘の上から見る景色は絶景
舵引き丘(ハジピキパンタ)は、こじんまりしていて広くはありませんが、ここから見る景色は絶景。
ちょっと立ち寄るもよし、絶景を眺めながらのんびり過ごすのもよし。朝日や夕日もきれいに見えますよ。
屋根のある大きめのベンチがありますので、ベンチに座って休憩したりお弁当を食べるのもおすすめ。
ここからは大金久海岸方面が眺められます。百合ヶ浜も見えますよ。
ベンチからもう少しのぼると、一番高いところになります。与論島が一望でき、遠くには沖縄本島や沖永良部島などを見ることができます。
舵引き丘(ハジピキパンタ)の遊歩道を歩いてみよう
舵引き丘(ハジピキパンタ)には遊歩道もあります。ちょっとした探検気分が味わえるので、ぜひ歩いてみましょう。
階段をおりると遊歩道に出ます。
草刈りなど手入れはされていますが、すべて舗装されているわけでなないので、足元に気をつけてください。
まるでジブリに出てきそうなトンネルのようになっている場所もあります。
どんどん進むと開けた場所に到着。ベンチがあるので休憩もできます。
舵引き丘(ハジピキパンタ)にあるベンチは風が強いときは大変なことになるので、そんなときはこちらをおすすめします。
見晴らしが良いわけではありませんが、ゆっくりできますよ。
帰りは奥にある階段をのぼると駐車場に出ます。とても短い遊歩道ですが、海ではない与論の自然を感じられる場所です。
舵引き丘(ハジピキパンタ)に行く際の注意点
舵引き丘(ハジピキパンタ)の周辺にはトイレやお店などがありません。
舵引き丘(ハジピキパンタ)でご飯を食べつつゆっくりしようと考えている場合には注意しましょう。
ちなみに、5分ほど歩いた場所(与論高校前)に自販機があります。
また、町内放送(防災無線)のスピーカーがすぐ近くにあることも覚えておいてください。昼12時と夕方などに大音量の放送が流れます。
特に小さい子はびっくりして泣いてしまうこともありますので、ご注意ください。