沖縄県は常夏のイメージが強いですよね。那覇から西に100kmの位置にある久米島も年間平均気温は約23℃でかなり暖かいように思えます。
しかしいくら南の島とはいえ、年中半袖で海遊びをしているわけではありません。実際の気候を知っておかないと旅行後に困ってしまいます。
久米島の季節ごとの天気と服装についてまとめました。
春(3月〜4月)
久米島の3月は太陽が心地よく感じられる時期。朝晩は少し肌寒いように感じるかもしれませんが、日中は日差しの恩恵を十分に受けられます。
観光客の中には海に入る人もいるくらいです。ただし島には障害物がないため、島全体に海からの風が吹き込みます。
冷たい風が吹く日もあるので、薄手の長袖にプラス一枚羽織りものを持っていきましょう。
4月は寒い日と暖かい日を繰り返す時期。日中の気温は24℃まで上がり、夏のように感じる日もあります。それでもまだ朝晩は冷え込むので注意が必要です。
昼間は半そでで暑く感じたとしても、帰りが遅くなりそうな日は長袖をひとつ携帯しておくと安心。油断すると風邪をひきやすい季節です。
梅雨(5月〜6月)
久米島は例年5月上旬頃にいち早く梅雨入りします。6月前半までは梅雨が続き、朝から晩までジメジメしたまとわりつくような気候です。
亜熱帯なので久米島の天気は変わりやすいのも特徴。晴天から土砂降りまで一日でくるくる変化することもあるので注意が必要です。
島の中でも山側は雨で海辺は晴れているなど天候が分かれていることもあります。対応しやすいように半袖の上に薄手の長袖を羽織ったりしましょう。
折り畳み傘やカッパ、雨水がしみてこない靴の用意も必須です。
ゴールデンウイークには海開きが行われ、日中の日差しの中では海に入ることもできます。ただし風は冷たいため、あまり露出の多い服装は控えましょう。
夏(7月〜8月)
久米島の夏はギラギラという言葉が似合うような太陽の季節です。どこもかしこも「青」で囲まれ、空には雲がそびえたち、海ではきれいなグラデーションが見られます。
最高気温は30℃を超え、すぐに海に飛び込みたくなるほど。薄着で過ごす人が多く、島内の高校生もタンクトップに短パンという軽装で歩いています。
ただし、紫外線には注意が必要です。一日対策を忘れるだけで真っ黒になります。気になる方はUVカットの服装を心掛け、日焼け止めもこまめに塗りなおしましょう。
また、室内ではクーラーが効いているので、薄手の長袖も用意しておくといいかもしれません。暗い場所に行くときはハブや虫対策に長袖・長ズボンが必須です。
忘れてはいけないのが台風です。久米島は8月から9月にかけて(近年は10月に来ることも)台風が多く襲来します。当たり年だと週1の頻度で来ることも。
飛行機や船が欠航になることもあるので、夏場は余裕をもって計画を立てましょう。
秋(9月〜11月)
久米島に秋らしい気候はなく、まだまだ蒸し暑い季節が続きます。半袖に羽織もので十分な日も多いです。
日中は海水浴も楽しめるので、泳ぐ予定がある人は水着も用意。もちろん日焼け対策も必須です。
11月の後半になると秋らしい気候になってくるので、朝晩は温度差に注意が必要。薄手の長袖も用意しておきましょう。
冬(12月〜2月)
12月の終わりになると冬の始まりです。
3~4日の周期で寒い日と暖かい日が入れ替わり、かなり差があるのでどちらにも対応できるように暖かい長袖や厚手の羽織りものを用意しておきましょう。
久米島の冬は基本的に曇りが多く、遮る建築物のない島内では冷たい風が吹き付けます。
10℃を下回ることはほとんどありませんが、体感温度はとても低いので、防風・防寒対策も忘れないようにしましょう。