金見崎ソテツトンネルは、樹齢300~350年のソテツの群生林。長い時間をかけて作り上げられた、日本ではとても珍しいソテツトンネルです。
金見崎ソテツトンネルへの行き方や見どころ、注意点をまとめました。
金見崎ソテツトンネルへの行き方
金見崎ソテツトンネルがあるのは島北部の金見集落。徳之島の中心地である亀津からは車で約40分、空港からは約30分の距離です。
県道625号線(尚子ロード)を金見集落方面を走っていると、右手に「金見崎ソテツトンネル」の看板が見えてきます。
路線バスの場合は、デマンドバス「ひまわり号」の「金見地区」が最寄りのバス停です。亀津方面からの場合は、空港or与名間行きのバスに乗り「花徳(けどく)」でデマンドバスに乗り換えます。
バス停から金見崎ソテツトンネルの入り口は徒歩約3分。
「金見地区」のバス停を背にして左手になる南の方向に歩きます(写真の矢印の方向)。
道なりに進むと「金見崎ソテツトンネル」の案内が見えてくるので、案内板に沿って右に曲がります。
50mほど歩くと突き当りに「金見崎ソテツトンネル」の看板が見えてきます。ハイビスカスが見えるところがトンネルの入り口です。
すぐ近くに広めの駐車場もあります。
金見崎ソテツトンネルの見どころ
こちらが金見崎ソテツトンネルの入り口。周りの空気と全く違う空気を醸し出しています。
一歩踏み出すのに勇気がいりますが、中に入ると両脇からソテツが迫ってくるような感覚で迫力があります。
ソテツトンネルといよりも、ソテツジャングルと言った感じでしょうか。異国情緒が満点です。
50メートルほど進むと、トンネルの中に建物があります。「金見茶屋」というお土産屋さんです。
筆者が訪ねた日は閉まっていました。というか、ほとんど開いているのを見たことがありません。
10年徳之島に暮らしていても開いているのを1回しか見たことがないという、開いているのが非常に珍しいお土産屋さんです。
さらにソテツトンネルの奥へと進むと、だんだんとソテツトンネルが低くなってきます。腰をかがめないと歩けません。
トンネルの奥に進むにつれて、背が高くまっすぐ伸びているソテツが多くなってきます。景色が完全にジュラシックワールドです。
階段が出てきたら、約250メートル続くソテツトンネルも、もうすぐおしまい。
この階段の先には金見崎展望台があります。
金見崎ソテツトンネルに入る前の注意事項(結構大事です!)
ソテツトンネルの中には、いくつも枝分かれしている道がありますが、歩いていいのは足元がきれいに草を刈られているところだけです。
上の写真のように草が生い茂っている場所にはハブがいる可能性が非常に高いので、立ち入らないようにしましょう。
特にムシムシとした梅雨時期はハブが出やすいです。ソテツトンネルの中に入るときはなるべくトンネルの真ん中を歩き、草むらには入らないようにしましょう。
もう一つ注意です。
トンネル内にソテツの実が落ちていますが、ソテツの実は有毒なので、絶対に食べないでくださいね。触るのは大丈夫ですよ。