北大東島や南大東島は、那覇から飛行機で1時間10分~1時間45分(約360km)。本土からの直行便はありませんが、那覇から飛行機とフェリーがあります。
北大東島と南大東島への行き方を詳しくご紹介します。
那覇空港から飛行機で行く
飛行機はRAC(JALの子会社)が南大東島へ1日2便(午前と午後)、北大東島へは1日1便(午後)運航しています。
南大東島行きの午前の便は、特に迷うことはありませんが、午後の便は曜日によってそれぞれの島を経由する特殊な運航形態なので、飛行機を予約する際は注意が必要です。
那覇⇒北大東⇒南大東⇒那覇
那覇⇒南大東⇒北大東⇒那覇
月・金・土・日曜は、北大東島へ直行便がありますが、火・水・木曜は南大東島経由となります。逆に南大東島は火・水・木曜に直行便があり、月・金・土・日曜が北大東島経由です。
ここで注意したいのが、経由便はJALのホームページから予約できないということ。
たとえば、北大東島へ火曜日に行きたいと思って検索した場合、
エラーとなって表示されません。
なので、曜日に関係なく直行便を予約をする場合はネットではなく電話予約がスムーズです。ネットで予約する場合は、行きと帰りで曜日に気をつけて予約すると良いかも知れません。
南大東島(午後の便を利用する場合)
行き→火・水・木曜/帰り→月・金・土・日曜
北大東島
行き→月・金・土・日曜/帰り→火・水・木曜
- 所要時間:1時間10分~1時間45分
- 運賃:片道25,000円前後(往復32,000円前後)
- 時刻表はこちら
那覇空港への直行便
那覇空港へは全国各地から直行便があるのでアクセスも便利。スカイマークやジェットスターなど多くのLCCも就航しているので運賃も安いです。
羽田空港からの発着がもっとも多く、30分~1時間おきに約30便あります。就航している航空会社が多い場合、スカイチケットで検索すると、一括で複数の航空会社から安い航空券を探すことができて便利です。
- 新千歳:ANA(1日1便)
- 羽田:JAL/ANA/スカイマーク(1日30便)
- 成田:ANA/ジェットスター(1日4~5便)
- 茨城:スカイマーク(1日1便)
- 新潟:ANA(1日1便)
- 小松:JAL(1日1便)
- 富士山静岡:ANA(1日1便)
- 中部:JAL/ANA/スカイマーク/ソラシドエア(1日12便)
- 伊丹:JAL/ANA(1日5~6便)
- 関西:JAL/ANA/ジェットスター(1日9便)
- 神戸:スカイマーク/ソラシドエア(1日6便)
- 岩国・広島・松山・高松:ANA(各1日1便)
- 岡山:JAL(1日1便)
- 福岡:JAL/ANA/スカイマーク(1日18便)
- 北九州・長崎・熊本:ANA(各1日1便)
- 宮崎:ソラシドエア(1日1便)
- 鹿児島:ソラシドエア(1日2便)
那覇空港への到着時刻によっては、北大東島・南大東島への飛行機の接続が悪いことも。その場合は、「那覇へ1泊」「接続の良い空港で乗り継ぐ」「フェリーで行く」などの選択肢があります。
また、那覇空港へ直行便がない場合は、スカイスキャナーで乗り継げる空港を検索すると便利です。
とまりんからフェリーで行く
フェリーは、泊港フェリーターミナル(とまりん)からフェリー「だいとう」が週1~2便(5日毎)、那覇⇔北大東島⇔南大東島を結んでいます。
- 所要時間:約15~17時間
- 運賃:片道5,690円(往復10,820円)
- 出港時刻:17:00
那覇⇒南大東⇒北大東⇒南大東⇒北大東⇒那覇
那覇⇒北大東⇒南大東⇒北大東⇒南大東⇒那覇

フェリーを利用する場合の注意点
那覇-大東島航路は外洋に面した航路のため揺れやすく、また天候によって遅延や欠航がよくあります。特に台風などで海が荒れているときは欠航確実です。
そのためフェリーを利用する場合は、欠航なども視野に入れてある程度余裕のあるスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
また、どちらの島も隆起珊瑚礁特有の地形のため、直接接岸ができません。人も物資もすべてクレーンにより上陸します。
物資などはクレーンなどで直接吊り上げて降ろし、人の場合は大きなカゴのようなものに乗り、それをクレーンで吊り上げて降ろします。なので、高所恐怖症の人は注意が必要です。