畦プリンスビーチは青のグラデーションと白い砂浜が美しいビーチ。この美しい景観が評価されて、平成29年に「奄美群島国立公園」に指定されました。
もともとは「畦海水浴場」という名前でしたが、昭和47年に当時の皇太子殿下と美智子妃殿下が訪れ、海岸を散歩されたことから「畦プリンスビーチ」と名付けられています。
畦プリンスビーチへの行き方や見どころ、設備についてまとめました。
畦プリンスビーチの行き方
畦プリンスビーチがあるのは、島北部の「山(さん)集落」。徳之島空港からは車で約25分、亀徳新港から約35分の距離です。
バスの場合は、近くにバス停がないのでデマンドバス「ひまわり号」で「島料理 畦」バス停付近で途中下車になります。バスの予約時に行先を伝えて、途中下車してください。
亀津方面からは、空港or与名間行きの路線バスに乗り、花徳(けどく)でデマンドバスに乗り換えます。
島料理 畦付近から畦プリンスビーチまでは約1キロ。徒歩15分の距離です。
海水浴やシュノーケリングに最適
畦プリンスビーチは、大きな波がない遠浅の海なので、海水浴やシュノーケリングに最適です。
水の透明度が高いので、ビーチからも魚の泳ぐ姿が見えたり、タツノオトシゴやヒトデなどに出会えることもあります。
海のグラデーションがとてもキレイな海ではありますが、急に深くなる所もあるので、海水浴をするときには浮き輪やライフジャケットをお忘れなく。
高台から眺めても水の中が透けて見えます。海水浴シーズンでも混雑することはほとんどありません。プライベートビーチのようにこの美しい海を独り占めできますよ。
ビーチからも見える小さな魚たち。ちょっと物音を立てるとサササっと逃げてしまいます。水が透明すぎて、水の中に魚がいるように見えませんね。
ビーチはゴツゴツしているので要注意
真っ白な砂浜はサンゴのかけらが多く、裸足で歩くとゴツゴツしていて痛いです。ビーチサンダルや磯遊び用のシューズがあると、足の裏を痛めずにすみますよ。
場所によっては大きめなサンゴがいっぱいの場所も。これを箸置きにしているお店も島内ではよくあります。おみやげに持って帰るのも良いですね。
トイレ・シャワー室・更衣室も完備
隣接している広場には、更衣室・シャワー室・トイレが一つになった建物があります。
シャワーは無料ですが水しか出ません。地元の人たちは外にある水道で水浴びをして、水着のまま車に乗って帰る人が多いです。
こちらが・・・更衣室・・・です。お世辞にもきれいとは言えません。
毎年5月には「黒糖まつり」を開催
併設する広場では、毎年5月に「黒糖まつり」が行われています。ここにたくさんの人が集まり、昔ながらの黒糖作りが再現されます。
そのときに使われる「サタグンマ(砂糖車)」です。この車に牛がつながれてサトウキビを絞っていきます。
そして、写真後ろに見える小さな小屋で黒糖を作り、出来立ての黒糖がお祭りでふるまわれます。
畦プリンスビーチの付近にはお店や自動販売機がないので、水分補給用の飲み物や食料などはプリンスビーチに到着する前に準備しておきましょう。