湯湾岳(ゆわんだけ)は奄美大島の最高峰(標高694.4m)。奄美大島の開祖の神が降り立ったと言われる霊峰でもあり、神が宿る山として崇められています。
また、森の中にはアマミノクロウサギやリュウキュウアセビなどの珍しい動植物が多く生息し、国の天然記念物、固定公園特別保護地区に指定されています。
湯湾岳までの行き方
湯湾岳までのバスはないので車で行くことになります。
頂上へのルートは宇検村側と大和村側の2つ。道中は自然豊かな植物を観察しながら歩くことができ、頂上付近には神社・祠やお堂があります。
宇検村側ルート
宇検村側の展望台から山道を登るルートで登頂まで約1時間かかります。獣道のような山道で登山道は整備されていないのでここから登るのはあまりおすすめしません。
もし登頂したい場合はガイドをつけましょう。
大和村側ルート
大和村側のフォレストポリス近くから登るルートです。車で比較的奥まで入れるので、登頂にかかる時間は約15分ほど。
山頂までの登山道がしっかりと整備されているので1人でも安心して登ることができます。
景色を見るなら湯湾岳展望台がおすすめ
実は、頂上付近は周りを高い木々や植物に囲まれているのであまり良い景色は望めません。
景色を見るなら湯湾岳公園にある湯湾岳展望台がおすすめです。奄美で一番高い山とあって展望台からの眺めは最高です!

海が眺望でき、奄美大島が照葉樹林の深い森に覆われていることがわかります。

地元ではこの貴重な自然をユネスコの世界自然遺産登録するため熱心に保全に取り組んでいます。

展望台までの道中には豊かな自然が広がり観察しながら歩くことができるので、奄美らしい雰囲気も味わえますよ。
基本情報
- 場所:大和村・宇検村
- アクセス:名瀬から車で約2時間15分(地図でルートを確認する)
- 設備:駐車場、トイレ、休憩所(湯湾岳展望台)