世界遺産に登録され、観光客も多い屋久島は意外と路線バスで観光スポットを巡ることができます。
しかし、初めてだと「どのバス停で下車すれば良いのか?」「どこで乗り換えれば良いのか?」など、わからないことも。
今回は屋久島の路線バスの基本や、お得な乗り放題券、観光スポット別に下車するバス停をまとめました。
屋久島の路線バスの基本
屋久島では「屋久島交通」と「まつばんだ交通バス」の2社の路線バスが運行しています。
運賃は後払い。現金のほか、屋久島交通ではいわさきICカードとラピカでも支払いができます(suicaなどの交通系ICカードの使用は不可)。
また、高額紙幣(2,000円・5,000円・10,000円)の両替ができません。路線バスを利用する際は小銭の用意が必須です。
路線図とバスの料金(運賃)&観光スポット別下車するバス停
屋久島を走るバスは大きく分けて4つの路線があります。
永田-屋久杉自然館/大川の滝
屋久島北西部の「永田」や、屋久島一の繁華街「宮之浦港」を発着とし、屋久島をぐるっと一周するように運行する主要路線です。
停車するバス停はほぼ同じですが、「安房港行」「屋久杉自然館行」「栗生橋行」「大川の滝行」「いわさきホテル行」など、便によって終点が異なります。
このバスで行けるおもな観光スポットと下車するバス停は以下。
バス停 | 観光スポット |
---|---|
うみがめ館前 | 屋久島うみがめ館、永田いなか浜 |
矢筈 | 一湊(いっそう)海水浴場 |
志戸子 | ガジュマル公園 |
宮之浦港入口 | 屋久島環境文化村センター |
宮之浦支所前 | 歴史民俗資料館 |
湯ノ川温泉 | 楠川温泉 |
下牧野 | 島のかおりラボやわら香 |
空港 | 杉の舎、縄文の宿まんてん温泉 |
長峰 | ぷかり堂 |
合庁前 | 武田館 |
盛久神社 | 本坊酒造 |
春田 | 川東工芸、ちいさな森の工房Uruka |
屋久杉自然館 | 屋久杉自然館、屋久島世界遺産センター |
平野 | 三岳酒造株式会社 |
中橋 | 手作りアクセサリー樹之香 |
ボタニカルリサーチパーク | ボタニカルリサーチパーク |
鯛ノ川 | トローキの滝 |
尾之間温泉入口 | 尾之間温泉 |
海中温泉 | 平内海中温泉 |
湯泊 | 湯泊温泉 |
栗生入口 | 栗生浜海水浴場 |
青少年村 | 栗生川のメヒルギ群落 |
大川の滝 | 大川の滝 |
バスの路線とバス停をグーグルマップにもまとめました。「バス停と路線」の項目にチェックを入れると表示されます(バス停はおおよその位置です)。
- 宮之浦港(宮浦地区)~空港:約25分/530円
- 安房港(安房地区)~空港:約15分/430円
- 宮之浦港~安房港:約40分/850円
- 宮之浦港~大川の滝:約1時間40分/1,900円
- 宮之浦港~屋久杉自然館:約50分/980円
宮之浦港-白谷雲水峡
宮之浦港から白谷雲水峡へ行くバスです。屋久島交通が1日4便、まつばんだ交通が1日3便運行しています。
宮之浦港から白谷雲水峡までの所要時間は約30分、運賃は560円です。安房港方面から白谷雲水峡へ行く場合は「小原町」で乗り換えます。
合庁前-安房港-紀元杉
安房地区と紀元杉を結ぶバスです。屋久杉自然館や、ヤクスギランドにも停まります。屋久島交通が午前と午後の1日2便運行。宮之浦港方面からは合庁前で乗り換えます。
- 屋久杉自然館:約8分/240円
- ヤクスギランド:約40分/750円
- 紀元杉:約1時間/960円
荒川登山バス
屋久杉自然館~荒川登山口を結ぶバスです。屋久島交通とまつばんだ交通が3月~11月の期間限定で、早朝と夕方(行き1日3便、帰り1日5便)運行しています。
所要時間は約35分、運賃は700円(+協力金/日帰り1,000円、山中宿泊2,000円が必要)。チケットは観光案内所や、指定の宿泊施設で事前購入できます。
何度も乗り降りするなら乗り放題券が便利
路線バスで屋久島を観光するなら、屋久島交通が販売する乗り放題券「屋久島ゆったり満喫乗車券」の利用がおすすめ。
期間内であれば屋久島交通のバスを何度も利用でき、乗車券の提示でお得な特典や、提携施設の100円割引券がもらえます。
料金 | |
1日券 | 大人2,000円 小人1,000円 |
2日券 | 大人3,000円 小人1,500円 |
3日券 | 大人3,000円 小人1,500円 |
4日券 | 大人4,000円 小人2,000円 |
チケットは観光案内所や、各港、空港、指定の宿泊施設などで購入できます。購入場所の詳細は公式サイトでご確認ください。