久米島は島全体が県立自然公園にもなっている沖縄の最西端。ベストシーズンは観光に何を求めるかで変わってきます。
旅の目的別にベストシーズンをまとめました。
常夏の島を味わいたいならもちろん夏!
久米島がいちばん輝く季節は「夏」です。島に降り立った瞬間、肌がチリチリするほどの太陽、派手で鮮やかな原色の花々、境目のわからないような青い青い空と海が迎えてくれます。
一度は経験してみたい、南の島が主役になれる季節です。
マリンスポーツや海水浴、キャンプ、BBQ、夜は星空観察など朝から晩まで盛りだくさん。
久米島が誇る砂浜だけの島「ハテの浜」も夏の時期が一番おすすめです。
夏にはイベントも目白押し。8月上旬には夏祭りがあり、島内はもちろん県内県外多くのアーティストを呼んで盛大に2日間行われます。
海辺で開催するため、最後の大花火は見ごたえ抜群です!
じっくり楽しみたいなら過ごしやすい春と秋に
じっくりと久米島の魅力を堪能したい…。そんなあなたにおすすめなのが、春の3~5月と秋の9~10月です。どちらの季節も暑さも寒さも控えめで気持ちよく過ごせます。
3~5月は冬の寒さがやわらいで夏に移行する最も過ごしやすい季節だといえるでしょう。
3月やゴールデンウイークでは帰省してくる人が多くやや混雑していますが、それを避ければゆったりとした離島の雰囲気を楽しめます。
製糖期が終わって、島全体ほっと一息をつく季節。海開き前でも長袖なら海遊びも可能です。
4月はもずくや海ぶどうなどの海藻、5月はゴーヤーなどの夏野菜が初物でおいしく食べられます。トライアスロンやハーリーなどの行事も盛りだくさんです。
9月下旬~11月は夏の暑さが落ち着き、寒さもまだない季節。紅葉こそしませんが、久米島も秋晴れがきれいです。
9月は沖縄では旧盆のため、各地域でエイサー祭りや花火祭りが開かれます。実はこの祭りに力を入れている地域もあり、くじ引きでは車などの大物が登場することも。
11月は車えびがおいしい季節で、車えびフェスタも開かれます。
ほかにも、マラソンや産業まつりなどのイベントが多数あり、長期間の滞在も楽しめますよ。
穴場の時期はいつ?実は見どころいっぱいの冬!
南の島だからといって年がら年中温かいわけではありません。冬は雪こそ降りませんが、10℃ぎりぎりまで気温が下がる日もあり、旅行にはそれなりに注意が必要です。
冬はまた、久米島の穴場の季節でもあります。にぎやかなのが大好きな久米島では、年末も年始もみんなで集まってお祭り騒ぎです。
各地でカウントダウンイベントも開かれ、隣の人と手を取ってカチャーシーを踊り騒ぎます。
1月下旬には一足早く桜の季節を迎えます。カンヒザクラ(ヒカンザクラ)という種類の桜が咲き誇り、お花見やさくらまつりも楽しめます。
ホエールウォッチングも冬の目玉の一つ。島で一番高い山や海際の岩山からは静かな海を臨めるとともに、運が良ければくじらの潮吹きが見られます。