沖縄県の離島の中では一番大きな西表島。観光に何を求めるかでベストシーズンは変わってきます。
旅の目的別にベストシーズンをまとめました。
常夏の島を味うならもちろん夏!
青くて美しい海で海遊びを楽しむなら夏がベストシーズン。
マリンスポーツや海水浴、川遊び、ケイビング、キャンプ、BBQ、夜は星空観察など朝から晩まで盛りだくさん。
パインやマンゴーなどトロピカルフルーツもおいしい季節です。
梅雨が明けた6月中旬頃~7月後半にはサガリバナが見頃を迎えます。シーズンになるとサガリバナ鑑賞ツアーが組まれるほど。一夜限りの神秘的な花を楽しめますよ。
じっくり楽しむなら過ごしやすい春と秋に
じっくりと西表島の魅力を堪能したい…。そんなあなたにおすすめなのが、春の3~5月と秋の9~10月です。どちらの季節も暑さも寒さも控えめで気持ちよく過ごせます。
3~5月は冬の寒さがやわらいで夏に移行する最も過ごしやすい季節。
3月やゴールデンウイークでは帰省してくる人が多くやや混雑していますが、それを避ければゆったりとした離島の雰囲気を楽しめます。
3月~5月の時期にはヤエヤマボタルも見られます。1か所に何千、何万と集まりイルミネーションのように一斉に点滅する光景はとても神秘的です。
毎年旧暦10月前後の己亥(つちのとい)の日には、農作の感謝と五穀豊穣、健康と繁栄を祈願する「節祭(しち)」が行われます。
約500年の歴史があり、国の重要無形文化財に指定され福々しいお面の「ミリク様」という神様が登場することで有名です。
夏よりも日差しが和らぐ春や秋はSUPやカヤックにもおすすめの時期。長袖を着れば海遊びも楽しめます。
冬もねらい目の時期
冬は観光客が少なくおすすめの時期。空気が澄んでいるのできれいな星空が見られます。
海も海水温が下がるためプランクトンなどが減り、濁りが少なく、夏よりも透明度がアップ。ウェットスーツを着ればマリンアクティビティも快適に楽しめます。
11月にはカマイ猟が解禁。カマイとは西表島での呼び名で「イノシシ」のこと。西表島のイノシシは「リュウキュウイノシシ」という種類で、臭みがなくあっさりしているのが特徴です。
狩猟期間(11/15~2/15)に西表島を訪れると、宿泊施設やお店で新鮮なカマイ料理が食べられますよ。
12月になるとさとうきびの収穫が始まります。出来立ての黒糖を味わえるのもこの時期だけです。
2月には桜の季節を迎えます。カンヒザクラ(ヒカンザクラ)という種類の桜が咲き誇り、一足先にお花見を楽しめます。