ムシロ瀬は、ゴツゴツとした珍しい形の岩が迫力満点の景勝地。南の方では珍しい花崗岩(かこうがん)の海岸線を見られます。
ムシロ瀬への行き方と見どころをまとめました。
ムシロ瀬の行き方
ムシロ瀬があるのは島北部の天城町与名間。亀津方面からは車で約40分、空港方面からは約20分の距離です。
バスの場合は、デマンドバス「ユイ結バス」に予約の電話をすると、ムシロ瀬の看板がある県道沿いまで連れていってくれます。追加料金も必要ありません。
「あいのりバス予約センター」0997-82-1311
運賃:乗車1回200円
県道沿いからムシロ瀬までは700メートルあり、徒歩で8分ほどかかりますが、運が良ければ、ムシロ瀬の入り口までバスで連れていってもらえることもあります。
予約の際には「ムシロ瀬に行く」と運転手さんに必ず伝えてくださいね。帰りのバスの予約もお忘れなく。
巨岩が連なる壮大な景観が見どころ
ムシロ瀬の岩が生まれたのは約6000年前。花崗岩が冷えたときにひび割れて、このような珍しい形の岩ができたと言われています。
筵(むしろ)を敷き詰めたように見えることから「ムシロ瀬」と名付けられました。
奄美十景の一つに選ばれており、平成29年に奄美群島国立公園に指定された場所です。そのときに展望台とスロープが設置されました。
それまではゴツゴツした岩の上を歩いて観光するしかありませんでしたが、スロープが設置されて足場が良くなり、ヒールのある靴でも安心して見て回れます。
ムシロ瀬の中を歩くと、大きな岩が迫ってくるような感覚になったり、打ち付ける波が水しぶきをあげて弾けたりと迫力満点。
同じ形の岩はふたつとないので、お気に入りの岩を見つけてみてくださいね。
シャリンバイの群生も
ムシロ瀬では、岩の間からちょこちょこと顔を出す植物も見られます。車輪梅(シャリンバイ)という名前で、大島紬の染料になっている植物です。
春になると梅の花に似た小さな白い花を咲かせます。
水しぶきには気をつけよう!
雨の日や風の強い日は、高い水しぶきがあがります。この風景も迫力があっていい!という人もいますが、高波に巻き込まれる可能性もあるので非常に危険です。
風が強いとき、または天候が悪いときは、展望台から見学するだけに留めておきましょう。