2019年6月から徳之島で人気のアクティビティ「SUP(サップ)」が楽しめるスポットが誕生しました。
SUPとはStand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略で、海に浮かべたボードの上に立って乗り、パドルを使って漕ぎながら風景を楽しんだり、波に乗ったりするアクティビティです。
今回は実際に参加したSUPツアーの詳細とツアーの流れをご紹介します。

ツアーのインストラクターは川口明さん。徳之島でSUPのインストラクターをしているのは、現在のところ川口さんお一人だけです。
SUPの申し込みをしたのは、日頃スポーツとは縁遠い初心者女子2人組。
申し込みをする前は「大丈夫かな〜?」と心配しかありませんでしたが、結論から言うと、川口さんがレベルによってコースや内容を変更してくださるので、初心者でも十分に楽しめました!

今回は金見集落の公民館で待ち合わせをしましたが、SUPは天候や潮の満ち引きにより、集合場所やコースが変わります。
- 濡れても良い服装(できれば長袖)
- 帽子
- マリンシューズ or 濡れてもいい靴
- サングラス(任意)
金見集落で行う場合は、SUP後に金見荘でお風呂に入れるので(有料)、大きめのタオルや着替えの準備もしておくと便利です。
またSUP中に写真を撮りたいなら、カメラの防水準備をしておきましょう。
防水ケースがない場合は、川口さんが防水カメラを持っているので、記念に数枚お願いしても大丈夫です。

SUPの説明、準備体操をしてから、すぐに大きなSUPを抱えて海へ向かいます。片手で軽々持っているようにも見えますが、結構重たい!
足場は砂で沈み足取りも重たいので、海に辿り着く前にすでに汗だく。普段重たい物は持たないので、すでにフーフー言ってしまいました。

海の近くまできたら、今度はパドルの持ち方と漕ぎ方を教えてもらいます。
腕をまっすぐ伸ばして体全体を使ってパドルを漕ぐというポイントを教えてもらいながら、陸で練習します。

ボードが流されないように足につないでから、海にエントリー!!
いってきまーす!

まずは、ボードのバランス感覚を掴むためにボードの上に座ってみます。浮かんだボードは波に乗って、ずっと水の上をゆらゆらしているのですが、思ったより安定感があります。
一瞬「私、すごい!」と思ったのですが、このレベルはほとんどの人ができるそうです。

次に正座のような座り方でボードの上に乗り、パドルで漕ぎながら進んでいきます。
一漕ぎするだけで、すーーーっと進みました。

海の水も透明で超キレイ!水の上をすべっているみたいです!まだ始まったばかりなのに、すでに感動!
いつも見ている景色なのに、海から見ると違った景色に見えます。

だんだんと海が深くなってきてSUPらしくなってきました…が、同時に向かい風も強くなってきたので、景色を楽しむ余裕がなくなってきました。

しばらく座ったまま漕ぐ練習をしたあとは、深いところで一度降りて、ライフジャケットの浮力の使い方や、ボードへの戻り方を練習します。

足の付かない場所でボードに戻るのは本当に難しいです。お腹から真ん中に乗らないとボードごとひっくり返ってしまいます。
数回練習をしたら、すっと戻れるようになりました。

ここまでの講習を受けたら、やっとボードの上に立たせてもらえます。
足がフラフラして安定が弱いですが、立てずに海にドボン!という状態だけは免れました。写真を撮る余裕も出てきましたよー。
めちゃくちゃ真剣な表情ですが、これでも目一杯楽しんでいます!

海が深い場所では、海中を泳ぐ魚の姿まで確認できました。
海だけじゃない!海岸の特別な場所へ

SUPのスタートから1時間くらい経過したところで、ボードを浜に置き、川口さんが海岸を案内してくださいました。

この岩はトゥッカと呼ばれていて、1億万年前のまだ徳之島と中国大陸が繋がっていた時代からあるメランジ堆積物でできた岩です。

金見集落のまち歩きツアーでも、案内スポットの中に入っているポイントですが、今日はSUP体験の途中なのでザブザブと穴の中へ入れます!!

ライフジャケットの浮力を使ってプカプカ〜。最高のリラックスタイムです!!
帰りは追い風だったので、一漕ぎするとすーーーっと風が押してくれるので、楽チン!
行きは必死に漕いでいた距離も帰りは、あっという間にたどり着きました。

上達すればウミガメに会えるコースや、もっと波のある場所や、インストラクターしか知らない秘密のスポットに連れていってもらえるかもしれません!

すでにリピーターもいるそうなので、予約が取れなくなる前に一度体験してみませんか?
季節的には10月ぐらいまでが海の水も冷たくなく、おすすめ時期です。
- 料金:6,500円~
- 所要時間:約2時間
- 公式 / じゃらん / アクティビティジャパン