相島積石塚群は、古墳時代に人を埋葬するために造られた西日本最大級の積石塚群(石の古墳)。古墳は全国各地にありますが、相島の積石塚群が珍しいのは石を積んで造られていること。そのため国の指定史跡ともなっています。
今回はそんな相島積石塚群をご紹介します。
場所は島の北東。フェリー乗り場前から北に向かってしばらく歩くと見えてくるのが相島小学校。
その相島小学校を横目にまたしばらく歩きます。両脇に大根の花が咲き、木陰が多いのでハイキングにうってつけです。
そしてフェリー乗り場から歩くこと20分。「相島積石塚群」の入口に到着。
入口から3分ほど歩くと相島積石塚群が見えてきました。
古墳は海岸線にそって250基以上あり、それぞれの古墳を見学することができます。見渡す限り広がる石の古墳群は圧巻です。
古墳の形式はバリエーション豊か。竪穴、横穴などさまざまな形式の古墳を見ることができます。
ちなみに、古墳から海を挟んだところには、ジャニーズのアイドルのCMでも使われた、参道に光の道が現れる「宮地嶽神社」があります。
その参道が通る光が差すほうにこの古墳があることから、宮地嶽神社がある宗像の偉い人が埋葬されているのでは?と言われているそうです。
また、ここからは相島のある新宮町のシンボルにもなっている鼻栗瀬(通称めがね岩)を見ることもできます。画像では小さいですが、しっかりとぽっかりと開いた大きな穴を確認できます。
フェリー乗り場からは少し歩きますが、目の前に広がる石の古墳群は圧巻で一見の価値あり。ぜひ訪れてみてください。
旅データ
- アクセス:フェリー乗り場から徒歩20分
- URL:https://shingu-navi.jp/history/390/