岡山側からのフェリーが発着する宮浦港のすぐそばにあり、フェリーから降りたらすぐに目に飛び込んできます。
1994年に発表されたこの作品について、彼女は『太陽の「赤い光」を宇宙の果てまで探してきて それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった』と言い表しています。そんな太陽の力強さや存在感を堂々と放つパワーに溢れた作品です。
またこちらのかぼちゃは、水玉のいくつかがくりぬかれて中が空洞になっており、その内部に入ることができます。中にすっぽり入るとまるで昔、子どもの頃に入った公園の遊具のよう・・・。
ひんやりと冷たいその中で何を感じることができるでしょうか。
夜はライトアップされるので、昼間だけではなくぜひ夜も訪れてみてください。
そしてもう一つが南瓜。
赤かぼちゃに対し「黄かぼちゃ」とも呼ばれます。同じく1994年に制作されています。
黄色と黒という危険な組み合わせなのになんだかかわいらしく感じるのは気のせいでしょうか。背景の美しい瀬戸内の海と相まってそれは素晴らしい光景です。
南瓜を見るには赤かぼちゃがある宮浦港の近くから出ているバスを利用します。「つつじ荘」というバス停で降りてそこから徒歩数分。遠くからでも海にせり出してあるのですぐに見つけることができます。
またバスの途中で本村地区という地域を通るのですが、こちらでは家プロジェクトという現代アートを楽しむことができます。
合わせてプランに入れてみるのもおすすめです。
このなんだかおもしろくて感性を刺激してくれる作品をまるごと肌で感じることができる直島。ぜひ「南瓜」「赤かぼちゃ」に会いに行ってみてください。
旅データ
・アクセス:(赤かぼちゃ)宮浦港から徒歩すぐ、(南瓜)宮浦港からバスで約10分
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